The Society for Landscape Observation and Research

 わたしたち人間はあらゆる自然と関わり合い、その関係性が積み重ねられた歴史の上にいます。歴史を 紐解けばどこまでも続くさまざまな物語があり、読み手に委ねられたその物語が尽きることはありませ ん。わたしたち人間は経験の積み重ねによって自己を形成し、その積層した物語を他者に伝えてきました。 また、自然を知るということは、人間にとって不変的な欲であり、生きる全ての術がそこにあったのです。 しかし、現代では見ることのなくなった物語は多く、過去の中に置き去りになっているように思われます。 依然として物語の入り口は私達に無数に開かれています。それを少し覗いてみてもいいのではないでしょうか。

メンバー

O JUN

画家。

東京藝術大学美術学部絵画科油画専攻 教授

1956年東京に生まれる。

1982年東京藝術大学油画専攻美術研究科大学院修士課程修了


油彩から水彩、鉛筆、クレヨン、マーカーなど様々な画材を使って日常身の周りにあるモノや様態をドローイングやタブローに起こす。また「描きと身体」を巡る行為をアクションとして行う。

ミルコ

2013

紙にアクリルガッシュ、顔料、ガラス、鉄

171×120×5cm

撮影:宮島径

2016

クレヨン、紙、ガラス、鉄

80×80×5cm 

撮影:宮島径

2016

クレヨン、紙、ガラス、鉄

80×80×5cm 

撮影:宮島径

 O JUN展「まんまんちゃん、あん」会場風景(2016)

写真提供:青森公立大学国際芸術センター青森、撮影:山本糾

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板津 悟

アメリカのタマリンド・リトグラフ研究所(ニューメキシコ大学)で学ぶ。

1987年東京に板津石版画工房設立し、アーティストたちとリトグラフを制作する。


版画としての美術表現の可能性を探求し、明治時代以降、一般印刷として使われていた石版に興味を持ち続ける。

東京芸術大学、武蔵野美術大学などで石版を使ったリトグラフの講師を務める。

アメリカボストンの銀行で使われていた証券を印刷した石版石(自宅工房)

ドイツでラベルの印刷に使われた石版石(自宅工房)

1820年代に石版で刷られた解剖図を石版に再現(東京芸術大学、版画研究室リトグラフ工房)

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新津保 建秀

http://www.kenshu-shintsubo.com/

写真家。

写真・映像・ドローイングによる制作を行う。

主な作品集に 『\風景』(角川書店)、 『Spring Ephemeral』 (FOIL) 、『Rugged TimeScape』 (共作 FOIL)、『夏*』(マドラ出版)、 『記憶』( FOIL)など。

 関連書籍 『ゲンロン2 慰霊の空間』 『思想地図βvol.4:チェルノブイリ・ダークツーリズムガイド 』『思想地図β vol.2:震災以後』(ともにゲンロン)など。

近年の展覧会:2017 「北アルプス国際芸術祭2017」長野県 信濃大町 、2015 「文化庁海外メディア芸術祭等参加事業 企画展 クリプトビオシス:世界の種」(ELASAR SUNARYO art space, バンドン)など。

往還の風景(2016)

無題(2018)

出雲(2017)

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京都大学フィールド科学教育研究センター准教授・芦生研究林担当

ハーバード大学大学院 進化・個体生物学部修了(Ph.D.)

専門は森林生態学とコンピュータシミュレーション。

地球温暖化から人類の進化まで、人と自然のかかわりを考えることがライフワーク。

著書に『学んでみると生態学はおもしろい』『地球システムを科学する』『生物進化とはなにか?進化が生んだイビツな僕ら』などがある。

自然の循環(朽ち果てる巨木と、そこに芽生える新たな生命)

身近な外来種(セイタカアワダチソウ)

水と森と人の、古来からの関係に思いをはせる

ひたすら掃除するという宗教的な行為が苔庭を生む

野原の草花は、ときとして半分以上が外来種だ

人間は自然の境界線を変えてしまう

多肉植物しか生きていけない環境もある

人はなぜ、森で感動するんだろう。脳波を測定してみる

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筏井 宏実

http://www2.vmas.kitasato-u.ac.jp/parasitology/parasitology/Welcome.html

北里大学 獣医学部 獣医寄生虫学研究室 准教授


北里大学獣医畜産学部獣医学科卒業

岐阜大学大学院連合獣医学研究科修了 博士(獣医学)寄生虫学

専門は寄生虫学。

左の写真:遺伝子組換えした光るマラリア原虫を吸ったハマダラ蚊の像。蚊の腸の中と唾液腺の中でマラリア原虫が緑色に光っています。

マラリア原虫とは:ハマダラ蚊の唾液を介して動物に寄生するユニークな感染様式を持っています。動物に寄生したマラリア原虫は肝臓の細胞に入り増殖し、次に赤血球内で無性生殖により分裂増殖を繰り返します(右の画像:丸い赤血球の中にいる紫色の物体)。その中の一部原虫は有性生殖を行なうためにオスやメスの生殖母体に発育した後、再び蚊に吸われて蚊の中腸内に戻ります。オスやメスがあるのは動物や植物だけではなく単細胞である原虫もまた、オスやメスがあります。

原虫は、生活環境に適応するために様々な仕掛けを持っていて、細胞の中にいろいろな機能を持った特別な器官を発達させたり、オスやメスに分かれたり、減数分裂したり、特殊な壁を形成したりして複雑で不思議な面白い(生き物)細胞です。

雌蚊の吸血してから1日経った卵巣内の卵の切片像

学生と小川に住む巻貝や小魚を採取

肝蛭(カンテツ)の生鮮(生きた)像と染色像(保存用に固定して臓器がわかる様に色をつけたもの)

*肝蛭とは:

肝蛭は牛の肝臓の胆管に寄生する吸虫です。

肝臓の胆管で卵を産み、その卵は40−50mある牛の腸を通って糞便とともに外界に排出されます。

運良く卵が池や小川に流されると水中で孵化し、幼生が水中のヒメモノアラガイ(右の写真:姫物洗貝)の体の中に入って成長します。その後、貝から幼虫が出て水草について固い殻を作って蛹の様に次の機会(牛に食べられるまで)待ちます。牛に食べられると腸で殻から出て腸からお腹の中(腹腔)に入って肝臓を探します。肝臓を探し出すと今度は最終到達点の胆管まで肝臓内を移動しながら成長し成虫になり卵を産み始めます。

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山本 修路

http://shujiyamamoto.com/

アーティスト。

多摩美術大学卒業

酒プロジェクト 2018-2019 (7年目)

メープルプロジェクト 樹液採取風景

茶畑に建てた方丈

ブナ

2019

キャンバス、アクリル塗料

100×80×3cm 

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